「・・・ぞ、さんぞ・・・」
どこかで、聞き慣れたあの馬鹿猿の声がする。
ずっと俺の視界から消えていたクセして、思いやりの欠片もない俺にムカツキでもして、ずっと姿を見せなかったクセに。なんで、今俺を呼ぶお前の声がするんだろう。
そう思った途端、凍えた身体を包む込む確かなぬくもりに、知らず知らずのうちに強張った三蔵の身体から、ふっと力が抜かれた。
(あったけーな)
肌に馴染んだ、覚えのある体温に思わず三蔵は冷えた身体を委ねる。
「さんぞ、大丈夫か? さんぞ・・・」
耳元で繰り返し囁かれる、心からの心配を感じさえる声に、三蔵の意識がゆっくりと浮上する。
「・・・ごく・・・」
「目ぇ覚めた? 気分悪ぃとこねえか?」
微かに潤んだ大きな望月の瞳が、三蔵のぼやけた視界に飛び込んできた。まだぼんやりと、覚醒しきっていない三蔵を壊れ物を扱うように、そっと悟空が抱きしめる。
ああ、さっき感じたぬくもりは、やっぱり悟空のものだったのか、と考えるともなくそう思った三蔵は、そこで初めて自分がベッドに上体を起こした姿勢で、悟空の腕に抱き締められている事に気づいた。
「猿?」
「え? あ、俺別棟の方にいたんだけど、なんか嫌な気分になって気になったから、ちょっと様子見に来て。そしたら、さんぞ、すっげーうなされていたから」
もそもそと、言い訳がましく説明すると、小さくゴメンと呟いた。それが何に対する謝罪なのかは、三蔵には判らなかった。「あ、あの、水でも飲むか?」
全身に冷や汗をぐっしょりとかいて、青褪めた顔色の三蔵に悟空がおずおずと訊ねる。
なんでこんなにビクついてんだ、と訝しげに思った三蔵はやがて先日の諍いが、悟空が三蔵の身を案じた事を自分が不快に思った事が発端だったと思い出した。
夜中にいつになく、うなされる三蔵を心底心配しながら、またヘタに気遣っている様子を見せて飼い主の機嫌を損ねるのは避けたい、と思っているのだろうか。
ぼんやり、とそう思いながら三蔵は悟空の腕から身を起こそうとして、あえなく断念した。悪夢の余韻で身体全体が重く、指一本動かす事さえ億劫だ。しかし、言われて見れば酷く喉が渇いている。三蔵が無言で頷くと、三蔵の様子を見てとった悟空は、彼の身体を片腕で支えたままサイドテーブルに置かれたコップを取り、そっと三蔵の口元に運ぶ。三蔵は素直にそれに口をつけると、流れ込む生温い水で、乾いた喉を潤した。
そんな三蔵の様子を、悟空は黙ったままじっとみつめていた。コップ一杯の水を飲み干してやっと人心地ついた三蔵は、窓ガラスに弾ける雨音の存在に気づき美眉を顰めた。
おそらくこの雨音と、心の中にわだかまっていた悟空への罪悪感が、あのような夢を見せたのだろう。
自分だって、知っていたのだ。大切な人を純粋に案じる気持ちも。そうして、自分の事を心配してくれる人の切ないまでの想いも。
ただ強がって、ひとりで生きていけると、肩肘を張っていつの間にか忘れていただけ。そして相手が悟空だからと甘えて、自分の安っぽいプライドを優先して彼の心を傷つけた事が、三蔵自身が思っていた以上に、重く心にのしかかっていたのだ。
「さんぞ?」
まだ虚ろな瞳で、力無くぐったりと自分に身体を預ける三蔵を、悟空は心痛む思いでみつめていた。
三蔵に『自分のモノ面して、いい気になっている』と言われた事が辛くて、悔しくて。でもそれ以上に、三蔵に手を上げてしまった事がショックだった。
例え自分が日頃三蔵にハリセンを喰らわされようが、無残に足蹴を喰らおうが、悟空自身が三蔵に力で訴える、という事だけは絶対しない、したくないと思っていたのに。
それでもまだ収まらない憤りと、愛する人に暴力を奮ってしまった呵責が悟空の心の中でごちゃ混ぜになって、とても三蔵の顔を見る事ができなかった。かといって寺院を飛び出す事など出来もせず、三蔵も気づいていたように、物置やら使用頻度の低い別棟の納屋やらを寝ぐらにして、自分の気持ちが治まるのを待っていたのだが。
今夜は胸騒ぎがして、仕方なかった。
夜半から雨が降り始めた。三蔵の大嫌いな雨。
三蔵の育ての親が、雨の夜に三蔵を守って殺された、という噂はお喋り好きの坊主から聞いた事があった。三蔵自身に確かめた事はないけれど、それは事実なのだろう。だって雨の日の三蔵は、とっても機嫌が悪くて、そして儚げで、ぎゅっと抱き締めていないと、今にも消えてしまいそうだったから。
大切な人を守れず失ってしまった心の痛み。
その深い傷が今尚三蔵の心を蝕んでいるのだろう。だからこそ、雨の日は三蔵をひとりにしたくはなかった。ひとりにしたら、三蔵はどんどん心の深遠に沈みこんで、自分自身を壊してしまいそうだったから。
だから、例えそれが悟空の一人相撲だったとしても、三蔵の傍にいて、抱き締めて、自分の全てで三蔵を『ここ』に引き止めたかった。三蔵を愛しているヤツが、ここにいるから。ひとりで苦しまないで欲しいと。自分の鼓動と熱で、三蔵の中から雨音を消してしまいたかった。
そんな風にして、雨の日はずっと三蔵の傍にいたのに。今日に限って愛する人の傍にいないなんて。
そして、ずっと心に響いてくる三蔵の苦しげな声。もう、我慢できない。三蔵の傍に行きたい。居ても立ってもいられず、寝床を飛び出すとそのまま一目散に三蔵の寝室に駆け込んだ。そこで悟空が見たものは、広すぎる寝台の上で細い己の身体をぎゅっと抱き締めて、夢に涙を流していた、愛する人の姿だった。
三蔵だって、愛する人を失う事の痛みを知っている。知っているからこそ、あの臆病な魂は自分に差し伸べられる手を、素直に受け取る事が出来ないのだろう。
痛みを糧にして乗り越えるだけの強さを、三蔵は持たないから。守れなかった痛みを自戒として、今度こそ大切な人を守ってみせる、という発想が三蔵には出来ないから。
自分に差し伸べられる愛しさに満ちた手も、その手を取りたいと願ってしまう己の心も、全て『弱さ』という名のもとに、退ける事によってしか己の心を守る手段を知らないのだから。
「もう一眠りする? 邪魔なら、俺出てくから」
汗で張り付いた前髪を、そっとかき上げる。言い争って以来初めて顔を合わせる気まずさと、まだ三蔵が自分に対して腹を立てているかもしれない、という思いから悟空は三蔵にそう提案する。
出て行け、と言われたらそのまま部屋の外で夜を明かせばいい。あそこなら、また三蔵が悪夢にうなされたら、すぐに駆け寄る事が出来るから。
しかし、そんな悟空の思惑を覆すかのように、三蔵の青褪めた唇から漏れた言葉は「いい」の一言だった。
「え?」
「ここにいろ」
疲れたような、三蔵の弱々しい声に悟空の心臓がぎゅっと痛む。
「・・・いいの?」
あんな大喧嘩をして、三蔵に手をあげたのに。そして、弱いところを見せる事が誰よりも嫌いな三蔵が、今まさに弱っているところに出来わしているのに。自分が傍にいる事が、許されるのだろうか?
そう思って戸惑う悟空に、三蔵が更にぽつり、と呟いた。
「寒い・・・」
悪夢によるショックで、貧血を起こしかけているのかもしれない。悟空は更に深く自分の腕の中に三蔵の痩躯を抱き込むと、自分の頬に三蔵の白い手を導いてそっと当てさせた。その指先は、氷のように冷たい。
「さんぞ・・・」
その手の上に、おずおずと自分の手のひらを乗せて悟空は己の手のぬくもりを、三蔵の凍えた手に分け与える。
「・・・あったけーな」
夢の中で悟空のぬくもりを感じて呟いた一言を、三蔵はもう一度小さく呟いた。
暫くそのまま、無言で抱き合っていたふたりだったが、やがて悟空が、ぼそり、と小さな声で呟いた。
「さんぞ、この間はぶって、ごめん」
ずっと心の中に引っかかっていた棘。悟空はそれを素直に謝罪する。
この潔さは、一体どこからくるのだる。客観的にみれば、どうみても三蔵の方が悪かったのに。
理不尽に、悟空の心をズタズタに傷つけたのに。それでもこの猿は、例えどんな理由があるにせよ、愛する人に手をあげた、という事実は彼の中で許しがたい出来事なのだろう。
自分の非を素直に認め、謝罪も辞さないこの強さ。自分にはとうてい望めない悟空の強さを前に、三蔵は微かな傷みを覚える。
ガキなのは自分だ。己の非を認める事も出来ずに意地を張って。八つ当たりして。そしてまた悟空に甘えている。
年上面して、飼い主ぶって、けれど本当に大人なのは、いつでも悟空の方なのだ。
『素直におなりなさい。貴方を心から愛して心配してくれた彼の気持ち、本当は素直に受け止めたいのでしょ?』
いつでも逆らう事の出来なかった、師匠の声。今もこうして、俺の背中を押そうとしているのか?
「でも怒った事は、謝んねーよ」
金瞳を反らす事なく紫暗の瞳に絡ませる悟空。
本当に心配したのに。それなのに、自分の身に何が起ころうがかまわない、なんてあんまりにも悲しい事を言うから。そして、どうなろうと悟空には関係ない、なんて言うから。それだけは、許せなかったから。
誰よりも大切な三蔵を、三蔵自身が大切にしないのは、ぜってー許せないから。
だから
「怒った事は、謝んないからね」
語気だけは強く、けれど悲しげに、そしてすまなそうに顔を歪める悟空にの腕の中で、微かに三蔵が呟いた。
「猿」
俯いたまま、小さく掠れた声が三蔵の口元から零れた。
「・・・すまなかった」
「え?」
耳を掠めた言葉に、悟空は大きな目をこれ以上ないくらい見開いて、腕の中の佳人を穴が空く程見つめた。
(今、さんぞ、『すまなかった』って言ったの? 俺に謝ったの?)
よもや唯我独尊、俺様を地でいく三蔵が謝罪の言葉を口にするなんて・・・。
思ってもみなかった出来事に悟空は自失呆然となるが、唇を噛み締めて俯いたままの三蔵の姿に、何故か痛みを覚えた。
「さんぞ、何でそんな辛そうな顔すんの? 俺に謝んの、そんなに嫌?」
「・・・そうじゃねえ」
「でも、泣きそうな顔してるよ」
「てめー自身が、情けねーんだよっ!」
ガキで、いつまでたってもガキのまんまで。どうしたって、師匠のような人間にはなれはしない。
悟空に甘えて、傷つけて。謝罪の言葉さえ、あの方が夢の中で背中の押してくださらなくては、言う事さえできない。自尊心の塊のクセして、潔さのカケラもない。どんなに強がってみても、所詮自分はその程度の人間なのだ。
「でも俺は、そんな三蔵でも愛してるよ」
そんな三蔵の心の声が聞こえたのか、悟空は腕の中に抱きしめた三蔵の、柔らかい金糸の髪を殊更優しく梳きながら、心に染み入るような温かな声で愛する人に告げる。
心に受けた傷を塞ぐ術を知らず、今でもどくどくと血を流している人。それでもそんな弱い己を律し、真っ直ぐ面を上げて誇り高く、力強く人生を歩んでいく人。その魂は、誰よりも眩しく輝いていて。
ひとめ見た瞬間から、愛さずにはいられなかった、たったひとりの『太陽』。
だから、そんなに自分を卑下しないで。
そんな想いを込めて、悟空はそっと最愛の人の冷たい頬に優しくくちづけた。
「くぅ、あぁっ」
「さんぞ、辛い?」
悟空の膝の上に跨って、抱き合う形で悟空を迎え入れた三蔵は、自分の重みに常にない程奥深く悟空を受け入れる事になり、苦しげに白い喉を仰け反らせて喘いだ。
久し振りの行為に緊張した三蔵の身体は固く、快楽よりも苦痛の方が勝っているようだ。そんな愛する人の苦しみを少しでも和らげたくて、悟空はともすれば暴走しかねない己を宥めて三蔵が馴染むまで動こうとはせず、彼の身体に負担をかけないように柔らかなキスを、その白い頬に、額に、鼻に、唇に、幾つもおくる。
「ん・・・」
「苦しい? やめようか?」
「い、い。このまま、続けろ」
「でも・・・」
「こんな中途半端じゃ、てめーが収まんねーだろが」
苦しい息の下、喘ぎながら囁く三蔵が愛しい。悟空は三蔵の白い滑らかな背中をそっと、労わるように優しく撫でる。交わった一点が燃えるように熱く、そこから身体も心も、すべてがとろとろに溶けてしまいそうな錯覚を覚えそうだ。
言葉の足りない三蔵だから、こうして身体を合わせて己の心を伝えようとする。臆病過ぎて、あまりにも頑なで、言葉にして吐き出す事の出来ない想いの数々を、この身体を開いて、熱い肉体を通して、悟空に伝えたいと願う自分の気持ちが、この小猿に伝わっているだろうか。
「さんぞ」
額に汗の玉を浮べながら、悟空の金瞳が、潤んで焦点の合わない三蔵の紫暗の瞳を覗き込む。
「ホントに、俺以外のヤツに抱かれても、平気なの?」
穏やかな、それでいて真摯な問い掛けに、苦痛と微かな快楽の波の狭間を漂っていた三蔵の意識が、ぼんやりと悟空に向けられる。
「・・・あ?」
「さんぞ、言ったじゃん。『女じゃねーんだから、俺が気にしなきゃ、かまわねー』って」
暴漢達に絡まれた三蔵を諌めた時に、愛する人の口から零れた残酷な言葉。
「あ、あれは・・・、あぁぁっ!」
三蔵の腰を掴んで下から軽く突き上げた悟空の動きに、三蔵はたまらずに、黄金の髪を振り乱して喘ぐ。
白い肌を薄紅に染め上げて、薄く開いた唇から誘うように紅い舌をのぞかせて喘ぎ狂う三蔵は、誰よりも淫らで、それでいて、誰よりも綺麗だ。そんな三蔵を知っていていいのは、自分だけでいい。この誰よりも誇り高くて潔癖な人を、身も世もなく喘ぎ狂わせるのは、自分だけの特権だと、そう信じたい。だけど・・・。
「さんぞが、俺にさんぞの事抱かせてくれるの、俺の事特別に想ってるからじゃねー事は、判ってる」
欲情した望月の瞳が、切なげに歪められた。
確かに他のヤツ等に比べれば、養い子でペットの立場であるだけ分があるかもしれない。でもそれがイコール、特別という意味ではないのだろう。自分が三蔵を泣きたくなる程愛しく想う気持ちと、三蔵がペットの飼い猿に向ける気持ちは、所詮天と地程も違うのだろう、と悟空は、きゅっと唇を噛み締める。
「でも・・・てめー勝手な独占欲って言われるかもしんないけど」
三蔵が、その肌を許してくれるだけで、他に何も望む事はない筈なのに。三蔵を、自分ひとりのものになど出来る筈などないのに・・・。
それでも・・・。
「こんな綺麗なさんぞ、他のヤツに見せたくねぇ。誰にも触れさせたくねえ!」
ワガママだとは判っているけれど、自分だけの三蔵でいて欲しい。自分だけに、その全てを許して欲しい。
「ごく・・・」
感極まって、ぽろぽろと涙を零しながら、ぎゅっと三蔵を抱き締める悟空の腕の中で、朦朧とした意識の中、三蔵は悟空の言葉をどうにか反芻する。
悟空はこの関係を、決して恋人同士だとは思っていない。自分を求めるうるさいペットに、三蔵がしぶしぶ付き合っている、そう思っている。
そして三蔵自身、そう思っていた。いや、そう思い込もうとしていた。
自分が、この猿に惚れているなんて事は、ありえないのだから。自分が、誰かを愛するなんてことは、決してない筈なのだから。だが・・・。
『素直におなりなさい、江流』
亡き師の声が、三蔵の背中を後押しする。それに逆らう事は、自分には出来ないから。それを言い訳にして。
(せめて、今日くれーは・・・)
「さんぞ・・・?」
三蔵の震える白い指先が、悟空の涙をそっと拭う。
「誰にも、触らせねーよ」
てめー以外のヤツには、指一本触れさせねーよ。
言葉にはせずに、触れるだけのくちづけで悟空にそれを伝える。
「・・・さんぞ・・・三蔵っ!!」
「ああっ!! ご、ごくっ、やっ・・・!!」
柔らかな唇と、自身を包み込む熱い内壁から伝わる想いに、それまで繋ぎとめていた悟空の理性のタガが外れる。「ひっ、やぁぁっ、ご、く・・・」
「さんぞ、さんぞっ!」
狂ったように三蔵の細い腰を掴んで叩きつけると、それに応えるかのように三蔵も自ら腰を動かして、悟空に与えられる快楽に喘ぎ狂う。でも快楽だけが欲しい訳ではない。本当に求めているものは、きっと悟空からしか与えられない。
それが何かは、まだ三蔵自身にも判らないけれど。
「ひっ、やぁぁぁっ、あぁぁ――っ!!」
せり上がってくる快感に耐え切れず、悟空の肩口に顔を埋めて、まだ少年さを残した背中に爪を立てる。
「つぅ・・・」
その痛みにさえ愛しさを感じて、悟空は愛する人の、汗で白く発光する肢体を力一杯抱き締めた。
こうして腕の中に閉じ込める事を、自分ひとりに許してくれた最愛の人。
愛してる。誰よりも、愛してる。
そんなありったけの想いを、三蔵の身体の奥深くにぶつける。激しく身体を貫かれ、声にならない悲鳴を上げてそのまま意識を沈めていく、愛しい人の身体を悟空は尚一層深く己の腕に抱き込んだ。
いつの間にか、雨は止んでいた。
自分の頬に頬を寄せるようにして、幸せそうに眠る小猿が一匹。
『素直におなりなさい』という、師匠の声が遠くから聞こえる。
その声に無意識に応えたのだろうか。三蔵はあえていつものように、そんなペットを突き放さず、自分からそのぬくもりを求めるように悟空の小さな身体に寄り添った。
とくとく、と伝わる悟空の命を刻む音と、優しささえ感じる自分の肌に馴染んでしまった人よりも高い猿の体温。それが今でも自分の傍にある事に、不思議な程の愛しさと安堵感を覚えながら、三蔵は重たい瞼を閉じて深い眠りに落ちていった。
おわり
キリリク「ワガママ女王三蔵様、悟空に真剣に謝る。その為にも悟空、三蔵様を怒って!シリアスで裏あり」。